スキップフロアの魅力とは?自由度の高いスキップフロアの使い方
スキップフロアは、1.5階や2.5階など、フロアを半分だけずらして設けられているスペースになります。スキップフロアを設けることで、お部屋が広く見えるというメリットがあり、土地面積があまり広くない場所でも、理想の間取りの住まいを叶えやすくなります。今回は、スキップフロアの魅力についてまとめてみました。
こんなにある!スキップフロアとして使える箇所
スキップフロアは、どのように取り入れると良いのでしょうか。いくつか事例をご紹介します。
階段の途中に設ける
2階に上がる階段の途中にスキップフロアを設けることができます。階段の踊り場をスキップフロアとして使うこともでき、これにより1階と2階がゆるやかに繋がるというメリットもあります。
部屋の一角にスキップフロア
部屋の一角にスキップフロアを設けると、同じ空間に居ながらお互い他の作業に集中しやすくなります。そして部屋のアクセントにもなるので、おしゃれな空間が完成します。
同じ部屋内で段差を取り入れる
リビングに段差をつけて、和室を組み合わせたりすることで、別の部屋のように見せることができます。段差をつけることで、空間に変化が出て、広がりも感じられます。
スキップフロアの使い方アイデア
スキップフロアは、扉やドアを設けないで、部屋数を増やします。各部屋の境目はきちんとありますが、壁がない分、開放的で家族の存在も感じやすくなります。スキップフロアはどのように活用されているのか、活用事例をご紹介します。
リビングを半階ずらして、お昼寝スペースや子供の遊び場に
リビングから床を下げてつくることで、お子様が遊ぶスペースにしたり、お昼寝する場所に使ったりできます。リビングの下に設けることで、お子様の遊んでいる様子もリビングやキッチンから確認しやすくなります。
スキップフロアを仕事場に
階段でしっかり区切ったスキップフロアを作ることで、個室のような空間が完成します。書斎代わり、テレワークスペースとして活用できるでしょう。
スキップフロアの下を活用
スキップフロアを作ることでできた段差の下や、階段の下を収納スペースにすると、収納場所を別に作らなくても良いのでおすすめです。
スキップフロアのメリット・デメリット
スキップフロアのメリットとデメリットをまとめておきます。
メリット
■空間を効率よく活用できる
スキップフロアを取り入れることで、空間を効率よく利用することができます。土地が狭い場合でも、スキップフロアで部屋数を増やすことが可能です。また、扉や壁などをつけることがないので、デッドスペースを減らすことにも繋がり、空間を有効に使えます。面積以上の広さを感じることができるので、広々とした住まいに憧れている人におすすめです。
■家族との繋がりを感じやすい
通常の2階建てや3階建ての住宅と比べて、スキップフロアを取り入れた住宅は、壁やドアの数が少ないので、家族の存在を感じやすくなります。
■個性的な住まいになる
スキップフロアのある住まいは、立体的で個性的な住まいになります。他の家にはあまりないおしゃれな構造で完成させることが可能です。
■傾斜地に建てやすい
スキップフロアのある家は、高低差がある土地に注文住宅を建てたい場合も、土地をうまく活用できる方法と言われています。
■日当たりが良くなる
段差によって部屋が仕切られるので、壁が少ないことから、日の光が入りやすくなると言われています。スキップフロアを取り入れた住まいは、日中も明るい空間となり過ごしやすいです。
デメリット
■高齢になると生活しにくい
年齢とともに、段差のある場所を移動するのが大変になってきます。スキップフロアは、段差や階段の数も多くなってしまうので、生活しにくいと感じてしまうかもしれません。
■子供が小さいと注意しなければいけない
段差が多いということは、小さなお子様が怪我をしてしまうリスクも出てきます。お子様が小さい場合は、怪我をしないように柵を取り付ける、手すりをつけるなどしておいたほうがよいでしょう。
■建築費用が高くなる場合がある
スキップフロアを設ける際に、構造計算を行ったり、建物の強度を高めなければいけないことから、建築費用が高くなってしまう可能性があります。普通の注文住宅を作るよりもコストが上がるので、予算を抑えた住まいにする場合は、難しい場合があるでしょう。
■施工技術を持っている業者が限られている
特殊な施工法となることから、施工技術を持っている業者が少ないです。スキップフロアを得意としている業者、施工事例が豊富な業者を探して依頼しましょう。
スキップフロアは、プライベートを守りつつ、家族の繋がりを感じることができます。土地が狭い場合でも、スキップフロアがあれば、広い空間に見せることができるので、ぜひ取り入れてみてください。松山市の注文住宅でも、スキップフロアを取り入れたプランを提案している業者は多いです。